東京外国語大学吹奏楽団創設者よりメッセージ

　東京外国語大学吹奏楽団のホームページをご覧いただきありがとうございます。

東京外国語大学吹奏楽団（旧東京外大吹奏楽団）の創設に携わり、2019・2020年度に代表を務めていた言語文化学部4年の内田と申します。

　私が東京外国語大学で吹奏楽団を設立しようと考えたのは、あらゆる面において「多様性」を重んじ、学生が多様な言語を学べるという環境を備えたこの大学において、音楽という超域的な要素を持つひとつの言語を媒介としてひとりひとりの心が繋がったらどれほど面白いものかと思ったからです。

　東京外国語大学で吹奏楽をするということは、単純に吹奏楽を楽しむという目的の他に、それが自分を表現することや他者との対話でもあるということを認識する活動でもあると私は考えています。多言語を学ぶ私たちは、ちょっとした単語のニュアンスの違いやイントネーションの選び方によって相手がどのようにことばを受け止めるかが全く異なるということを意識する機会が多くあります。言語を学ぶのと同じように、どのような働きかけ・演奏をすると聴いている人の心を揺さぶれるのかを皆さんと学んでいければと思います。

　最後に、団体の設立に協力して下さった皆様、日々私たちの活動を応援して下さっている皆様、そして一緒に音楽を作ってくれている団員、すべての方々に心より感謝を申し上げます。今後とも応援よろしくお願いします。

2021年 4月9日 東京外国語大学吹奏楽団第1･2期代表　言語文化学部マレーシア語専攻4年 内田美那